似たようなアプリケーションを販売していた会社が合併する場合、いずれかの力が弱まっていることが「ありがち」なケースだが、今回の買収劇はどうなんだ実際。
ITmediaニュースの記事(4月18日付):
「AdobeがMacromediaを34億ドルで買収」
Adobe社のプレスリリース(4月18日付):
「Adobe to Acquire Macromedia」
34億ドルでMacromedia社が買収された。記事にもあるように、FreeHandとIllustrator、GoLiveとDreamweaverでは競合していた企業だ。Adobe独自のものとしてはPDF、Macromedia独自のものとしてはFLASHが有名だが、両社とも特にどっちが弱くなっているというような気配はなかったんだが、実際はそうでもなかったのか。
比較するのも憚られるかもしれないが、ゲームソフトの雄エニックス(ドラゴンクエスト)とスクウェア(ファイナルファンタジー)が合併したときは噂とも真実ともとれる背景が各地で囁かれていたが、海の向こうの二大IT企業の合併の背景は知る由もない。
今後「競合していたソフト」がどうなるのか気になるところ。