高性能な家庭用ゲーム機器が出始めて、ますますゲームソフトも進化してきているんだけど、今のところ「高精細画像」が「スムーズに動く」というのが最大の売りで、過去のゲームの焼き直し感が否めない。疑似AIとか言って、画面の中のキャラクターたちが勝手に動いたりする度合いも広がったが、では大きな進化かと言えば時速80キロが限界だった自動車が今や時速200キロ出せるようになって、冷暖房も当たり前のようについている程度の進化でしかないんじゃないか。
いや、それが悪いと言っているわけではない。そういう事実を踏まえた上で、個人的に望むゲームの進化系って何かと考えたときに「ゲームのキャラクターたちとリアルに音声で会話ができる」というのが近い将来の理想だな、と。ネットで他のリアルプレイヤーたちと共同であるいは敵対して合戦に興じたりするのも楽しいけど、コンピュータ・キャラクターが中途半端なりに会話ルーチンを備えて、人口無能並みに人と「音声」を認識し合って会話できるようになったら、それこそゲームの世界も広がるんじゃないか。
キャラクターに外国語だけではなく地方の方言を喋らせたりして、その方言がわかる人はそこのシーンの謎を解きやすいんだけど、そうでない人は難しい、とか。で、こっちは標準語喋っても通じないとか、関西弁喋ったら相手がノってきたとか。そういう「さりげないリアクション」が実現できたら面白いんじゃないか。
と、単に思っただけのメモ。