今日、帰りの電車の中でうら若い乙女が子犬を抱えて座っているのを発見。乙女目当てというより子犬目当てで正面の席に座る。
今流行りの「毛のあるチワワ」(注:私が子供の頃はチワワは毛がなくて目がギョロギョロして小さい、プチ怖い犬だったのだ)だ。
なかなか鞄のなかでじっとしていることもできず、何かと外に出ようとする。その様子を見ている私の顔がほころんだのは言うまでもないが、隣の席に座った強面のサラリーマンのオジサンや、パート帰りか疲れた顔を浮かべていたオバサンも、子犬に気付くや顔をほころばせていた。
子犬はあまつさえオバサンのバッグの上まで進出してきて居眠りする始末。それでもオバサン、イヤな顔するどころか「もうたまらん!」って顔に。
なるほど、愛玩動物の面目躍如だな。
たった3駅くらいでその飼い主と子犬は降りて行ってしまったのだが、それを見送るオジサンとオバサンの切なそうな顔は当分忘れないだろう。そんな人間は、
哀願動物。
おあとがよろしいようで。
大きなイヌが好き? 小さなイヌが好き?