20代後半から40代前半の「パソコンをそこそこ使えるユーザー」にとっては結構面倒じゃないか。
IT Pro連載コラム「記者の眼」(7月12日付):
「子どもにインターネットをどう教えるか」
このコラムにもあるように、子どもにインターネットを教える以前に子どもと会話をするのが大変な親御さんも少なくないだろう。ただ、実際子どもに教えるだけではなく、自分の親なんかにも教えなければいけない立場に置かれた人は少なくないんじゃないか。
私は子どもはいないが親はいる。少なくとも親よりはパソコンを触っているキャリアが長い。結果、親がパソコンを始めるとなると私が色々と教えなければならない羽目に陥る。
そもそも私は人にモノを教えるのが苦手だ。ここのブログを見ればわかるだろうが、結構他人に不親切である。それは自覚している。おまけにもともと詳しいわけでもないし、アプリケーションソフトならともかくOSに関わることになるとさっぱりわからん。おまけに親はWindows、私はMacだ。なのに親には「OSが違うから説明できない」は通用しないのだ。
加えて、老人は子どもより「飲み込み」が悪い。ウチの親は一般的な老人に比べれば好奇心も旺盛なので飲み込みは良い方だとは思うのだが、それでも子どもに比べれば悪い。だから「さっきも説明したように」という枕詞が自ずと増えるのだ。
しかも趣味でパソコンを始めた程度であればまだ気が楽なのだが、仕事に使っているから性質が悪い。ちょっとした企業のシステム管理者的な責任を負わされてしまう。これが結構鬱陶しいのだな。かと言って経費でWindowsマシンを支給してくれるかといえばそうでもないんだよな。
という生活が5年以上続いているが、最近感動するのは「家に来る子どもたちにPCの使い方を教えている」という話を親から聞くことだ。すごいじゃないか。流石元教師。人にモノを教えるのは私より遥かに上手いだろう。よしよし。