よくあることだ。そんなに間隔があいていないからポンポンポーンて渡れると思っちゃうんだよな。
そんなに世の中甘くない。一つ跳んで二つ跳んで三つ目跳ぼうとした岩がぐらっと揺れて、あなたは川の中へボチャーン。
しかも川は意外に深いし。しかも意外に流れが速いし。
あなたは流れに抵抗しようとするが、その努力も虚しく、いっきに川下まで流されてしまった。
流れが緩くなったところで、あなたは岸にあがった。幸い大した怪我もせず、水を大量に飲んだというわけでもない。考え方によっては短時間で長い距離を進んだのだから、それはそれで良かったのかもしれないよ。ずぶ濡れだけど。
[ 先へ進む ]