数年前その存在を知って、そのデザインやらギミックやらに惹かれてしまった腕時計がある。スイスのユリス・ナルダン(Ulysse Nardin)ブランドのこれ。
「Ulysse Nardin - The Collection Tellurium J. Kepler Limited」
もう名前からしてすごい。カタカナにするとテルリウム・ヨハネス=ケプラー・リミテッドだぞ。これは天文時計三部作の最後の作品で、その前の二作の名前も強烈。アストロラビウム・ガリレオ=ガリレイ(Astrolabium Galileo Galilei)とプラネタリウム・コペルニクス(Planetarium Copernicus)だぞ。プラネタリウムはまだわかるがアストロラビウムって何。テルリウムも何。デザイン的にはテルリウム・ヨハネス=ケプラーが一番好きなんだが、名称的にはアストロラビウム・ガリレオ=ガリレイだろ。
ガリレオの名前も冷静に見ると安易だよな。グッチの創立者グッチオ・グッチといい勝負じゃないか。日本人にはそう見ない組み合わせだぞ。斎藤斎人とか梅宮梅美とか中田中太とか、探せばいるだろうけど、有名人でいないか誰か。募集。
なんで腕時計の話をしていたのに。
この腕時計、お値段も天文学的。最近でこそ中古で300万円とかあるとの噂だが、発売当初は三本セットで約3,000万円だ。一本約1,000万円だぞ。そんなもん腕にはめる気になれないぞ。まあ、往々にして憧れるものは手に入らないものですよ。