今年はHDD/DVDレコーダーが流行った年だが、その裏でマルチメディアプレーヤー(ポータブルビデオプレーヤー)市場が盛上がろうとしている。携帯動画再生機な。
AV Watchの連載記事「小寺信良の 週刊 Electric Zooma!」:
「第170回:ブレイクの予感!? iriver「PMP-120」~ 期待大のiriver製マルチメディアプレーヤー ~」
主に通勤通学の途中や旅行のお供に使うシーンが多いと思われるマルチメディアプレーヤー(以下MMPとする)だが、果たしてどんな動画像を見たいか。テレビではないからスポーツ中継やミュージックライブ中継や国会中継なんかは見ないだろう。となると昨晩録画したドラマとか映画とかを見るか。
うろ覚えだが、都市圏に勤める働き盛りの労働者の平均時間は1時間に満たないというデータがあった。57分とか58分とかそんなところだ。電車あるいはバスにそれだけ乗っている人なら連続モノのドラマを見るには丁度良い時間だな。あとはバラエティ番組とか。でも、それ以外の映像コンテンツを見ることはないのか。
新聞や雑誌の代わりにはなりにくい。それは携帯テレビの役割だ。テスト勉強は教材がビジュアルなものなら代替できるだろうけど、あまりピンとこない。では読書の代わりにドラマや映画を見るようになるだろうか。活字離れが囁かれて久しいが、活字を離れた人が映像に移行したかどうかは定かではない。となるとMMP市場は果たしてどこまで盛上がるのか、関係者ではなくとも少し心配なところ。
私がMMPを買わないのもそこらへんを危惧するのだが、買ったら買ったで見てみたいものはある。奥さん子どもに寸劇をやってもらって、それを毎朝通勤しながら見るのだ。毎日寸劇させること自体に無理があるのはわかるけど、奥さんも子どももいないんだから、それくらい夢見たっていいじゃない。
あれ。また寂しい話になってる?