上手いタイトルがつけられなかったが、つまりはそういうことだ。先ずはこの記事を紹介。
ITmediaライフスタイルの記事(11月18日付):
「記録更新――世界最大のデジタル写真は7.5Gバイトで25億ピクセル」
単純に数値だけ見ると凄いが、ぴんと来ない人はぴんと来ないと思う。「最大」とかいう言葉が引っかかって「壁画サイズの画像」とかイメージしてしまう人も中にはいるんじゃないか。
電子の世界における「解像度」とか「画素数」とか「ファイル容量」というのは、リアルな日常に置き換えたときに一言で説明するのは難しい。故に単に画素数が多いカメラを買って「きれいきれい」とか言う人が出てきてしまうのだ。まあ、そこらへんの説明は専門家にお任せするとしてだ。
記事の中でも取り上げられているサイトの話題の写真画像はここで見られる。
http://www.tpd.tno.nl/Pics/DII/gigazoom/Delft2.htm
何の説明も書かれていないからわかりにくいかもしれないが、このページでその「7.5Gバイト」の写真を見ることができる。そのまんま掲載したら普通は見られないので圧縮をかけ、拡大表示が容易にできるようFLASHアプリケーションを使っている。そんな説明はどうでもいいから、とにかく「+」をクリックしていってみよう。どうだ。どんどん拡大していっても一瞬ぼやけるがクリアな画像になるだろう。それがアレみたいだというタイトルだ。
スパイ衛星で地上の様子をクローズアップ。主人公が「そこのところ拡大して」と指差すと、指摘したところがどんどん拡大されていく。拡大されても実態はクリアに見える。あれの感覚が体験できるのだ。私は映画『ブレードランナー』でハリソン・フォード演じる賞金稼ぎデッカードが、入手した現場画像を見ながら、機械に向かって「拡大して」というあのシーンを思い出してしまった。
これ、金も時間も資材もかかるものなんだが、歴史的建築物とか新しい町並みとか観光用スポットとか博物館とかで使えそうだよね。子どもとかもう猿のように拡大・縮小を繰り返すと思うぞ。見てて楽しいじゃないか。