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bhaus' blog since Feb. 2004
どういうソフトか事前に理解して遊べばかなり楽しめる『大合奏!バンドブラザーズ』
任天堂DSのソフトなのだが、昨晩HMgort氏のアトリエで上演している舞台を見に行った際、遊ばせてもらった。舞台は舞台で良かったぞ。少なくとも私のように歴史に全く興味のない人間でも楽しませてくれる舞台だ。勉強になったし。満員に近ければ近いほど盛り上がる舞台なので、興味があればぜひとも観に行かれるべし。二人芝居の忠臣蔵。ナイスアイデア。

さて、

HMgortさんのエントリー「バンブラなのだ。」にトラックバック。

盛り上がってます。かなり興奮気味です。ゲームの内容はこちら。んで、アマゾンのカスタマーレビューはこちら

遊ばせてもらった範囲でしか判らないこともあるので私がこれから書くことを全て鵜呑みにすることもないのだが、まあ雑感を少々。
結論から言えばこれもまた「遊ぶ人を選ぶ」ゲームであるという印象を受けた。そう書くと間口が狭いゲームに見えるが、書きたいのはそういうことではなく、巷の少ない宣伝のみから果たしてここまでの機能を想像できるかという点がある意味「勿体無い」のである。実は間口は広い。老若男女が楽しめるゲームだ。だが、今のままでは「先進的なゲーマー」たちの間で流行って終わりになってしまうだろう。「ゲームの目利き」にしか反応されないところが間口を狭くしかねない。

某巨大掲示板の人たちとかが代表してそれぞれHMgort氏のように「面白さ」を謳いあげて、ヌルゲーマーのみならず、非ゲーマーたちも巻き込んでいかない限り、このゲームの面白さは伝わらないかもしれない。ヨン様か。ヨン様やらないか、これ。



買わない私がここまで言うのも変な話だが。

このソフトとハードの組み合わせは画期的である。HMgort氏が書かれている「「ゲームとして音楽を演奏する」んじゃなくて、「楽器を演奏するゲーム」」というのは多少大袈裟ではあるが、ゲームセンターの据え置き筐体型の音ゲーとの大きな違いは正に「携帯できるところ」にあるから、楽器感覚として捉えるのはわかりやすい説明につながる。
何より私が感動したのは、当たり前かもしれないが「ハードのボタンに合った演奏スタイル」を採ることができるところ。従来の音ゲーは筐体がその音を奏でる楽器型であったため「ナンチャッテ感」こそ大きいのだが、携帯ゲームに移植するのには無理があったのだ。だが、このソフトは任天堂DSというデバイスを一つの万能楽器とみなすようなインターフェースを考えているので、あたかも任天堂DSを一つの楽器と思わせることに成功している。

ただ「ゲームとして音楽を演奏する」という点は従来の音ゲーと変わりはない。何故なら流れる譜面にタイミングを合わせてボタンを押すという構造は同じだからだ。ビーマニシリーズやパラッパラッパーとの大きな違いは「最後まで曲が流れる」か流れないかくらいでしかない。

大合奏という言葉を前面に出しているだけに、一人プレイよりも複数人数プレイを推奨しているのもユニークな点だ。ビーマニシリーズのドラムマニア、ギターフリークス、キーボードマニアで最大5人のセッションが可能だったが、あれの音の種類と同時演奏できる数を増やしたものと思って良い。ただこのソフトの場合は、一曲につき複数のパートが完全に分かれていて、大人数でプレイするとリーディングするメロディも人間が担当するという現象が発生する。

手馴れたバンドだと大概はベースが楽曲をリーディングしていく役割を担うが、同じゲーム機器で異なった音色で合奏するとなると必然的に「難しいパートの人」あるいは「リズム担当の人」が結果的にバンドを左右してしまう現象が発生する。音量がそれぞれの楽器につき調節できるのであればそれも多少は回避できるだろうが、本気で合奏しようとするなら「難しいパートの人」は当然上級者が担うことになる。
これが「ゲーム」の感覚でいる内は「難しいことをクリアする喜び」につながるのだが、「演奏」の感覚に変わったときに物足りなさを感じる可能性が出てくる。この問題をクリアするかしないかが「先進的なゲーマー」のツールで終わるか終わらないかの境目になるかもしれない。

根本的な問題としては「音ゲー」とくくったとしても、かなりハードルが高い点にある。練習を重ねれば上達していくような作りになっている点は正に「楽器」のそれに近いのだが。
演奏に使うボタン類は最大で10個。全部の曲が10個必要というわけではないが、最終的には10個使いこなさなければならない。いくら音階を選ばなくて良かったとしても、ただタイミングを合わせるだけでも10個使いこなすのは至難の業だ。先駆者たちは率先して「5個くらいでかなり楽しめる曲」を作っていく必要があるだろう。

また選曲も微妙だ。「働き詰めのお父さん」か「音楽を聞き込んでいない少年少女」向けのラインナップに思える。ここらへんは好みによるところもあるので(いずれダウンロードできそうな気もするし)よいのだが、「曲数が少ない」と書いているレビュアーは少々早計で、先に書いたように一曲につき複数のパートを選ぶことができるから、実際の曲目数の5倍以上の量楽しむことはできる。そこのところは誤解を招きかねないので注釈が必要だ。
ただ「Yeah!めっちゃホリデイ」が好きではない人にとってはギターのパートをやろうがドラムのパートをやろうが大差はないので、最終的に「楽しめる曲数」は限られてくるだろうけど。

作曲モードも謳い文句としては悪くない。ただ「鼻歌を歌うだけで楽譜ができる」という項目に関してはこれも覚悟が必要だ。
私は昨年Mac用のソフトで作曲まがいのことをしたことがあるのだが、そのソフトも「鼻歌を歌うだけで」という謳い文句だった。音楽の知識のない私なので「鼻歌で曲が作れるなら願ったりかなったり」とばかりに勇んで購入したのだが、これが却って難しい。
HMgort氏はそこらへんの特性を見抜いてか、シンプルな旋律の既成曲を「作曲ツール」を使って譜面に落としていた。自ら作曲するより、既成の「パートがわかりやすい曲」を譜面に落とすところから始めるのが正しい楽しみ方だろう。

MIDI音源ぽい音色も好みが分かれるところだろうが、これは巷に出回っている音源の量から「気にならない人が多い」ことがうかがえる。私が購入しない最大の理由は実はここにあるのだが、64和音の携帯電話の着メロで楽しめる人であれば充分だ。音色の種類も豊富だし。

最大のネックは「合奏相手」を探すところにある。このゲームは一人で遊んでいる内は「体のいい携帯ゲーム機向け音ゲー」でしかない。合奏してナンボのゲームだ。人見知りする人には抵抗があるかもしれないけど、それまでにこのゲームの世界に馴染んでいたら初見の相手でも「言葉はいらない」と思う。
某巨大掲示板に行けば、いついつどこどこで合奏しましょうとか告知されているだろうが、私のように日中見られない環境にいる人も少なくないだろう。そこでだ。

自分のサイトやブログや日記に「次のセッション予定」を書くのももちろんだが、一人でも多くの人間に面白さを見せたのち、携帯のメールで連絡するようにするのが良いのではないか。それ用のメーリングリストを作って、「知り合ったら登録」くらいの勢いで。ここらへんSNSに近いノリがあると思うのだが。

誘いやすい対象は、

1)ゲームはファミコン程度はやったことがある
2)カラオケで歌わなくても人についていくことには抵抗がない
3)音楽は嫌いじゃない
4)比較的「自分の時間」を自由にとれる
5)比較的「外出が億劫ではない」

あたりか。この5つの条件が揃っていれば確実だろうし、「新しもの好き」や「歌うの大好き」とかいう人ならなお誘いやすいだろう。
逆に誘えない対象は、

1)集団行動が苦手
2)音に異様に拘る
3)ゲームに興味ない
4)音楽に興味ない
5)負けず嫌い

あたりかな。5)の負けず嫌い、というのは言い方を変えれば「後発で参加するのが嫌な人」となる。自分が負けず嫌いだと思ったら、人に薦められる前に自分で購入してやり込むのが吉だ。

こうまで自分が買わないと言い切ったゲームを奨めるのも妙な話だが、可能性を感じるソフト+ハードなだけに、何か面白いことになってくれないかなと思うのである。ぜひとも「先進的なゲーマー」のみなさんにおかれましては、非ゲーマーの人を巻き込んで盛り上がっていただきたい。
by bhaus | 2004-12-17 16:48 | [ソフト]
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なんとなくアーカイヴス。
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