asahi.com(ロイター)の記事(4月12日付):
「再送:米ランジェリー会社のファッションショー放映中止」
たとえばこれが男性メインの「下着ショー」だとしたら、それは猥褻足りうるのか。まあ、当の女性ランジェリーファッションショーからして視聴率が低かったのだから、男物はもっと厳しいことになりそうだが。
ランジェリーのファッションショーの場合、どこからどこまでが猥褻なのか。「ランジェリー」自体が猥褻なのか。それとも「ランジェリー+エロっぽいモデル」の合わせ技で猥褻なのか。それともそれとも「ランジェリー+エロっぽいモデル+エロっぽい歩き方」の三位一体で猥褻なのか。
多少はエロっぽくないと女性の方も興味を示さないんじゃないか。何らエロさの欠片のないランジェリーは、つまりは「セクシーでない」ということになりかねない。「セクシー」と「エロス」は紙一重というわけだ。
ではエロスと猥褻の境界線というのはあるのか。もはや英語か日本語かの違いでしかないのだが、「ランジェリー+エロっぽいモデル」あるいは「モデルは普通で動きがエロっぽい」までが「エロス」で、これにもう一要素加わると猥褻になっちゃったりするんじゃないか。同性が引いてしまうエロス。それが猥褻。
いっそのことだな。スーツを着たかっこいい男が、ランジェリーをまとったセクシーなマネキン人形を抱えてステージの上で踊るのはどうだ。間接的エロス。マネキン人形だけではどう頑張ってもエロくならないんだけど、男性モデルの方が頑張るの。セクシーな踊りを踊って。もうこのランジェリーにメロメロなカンジの踊り。得意そうじゃん、向こうの人。そういう踊り。これだったら「このファッションショーは猥褻なり」とお咎めを食らう前に「先進的なエロティックなショウ」などと評されるんじゃないか。評されないか。