ヴォイスブログの話ではなく、目の不自由な人がWebサイトを読むときなどに便利なソフトが登場。開発者の弁では「まだまだ改良の余地がある」ようなことを述べているが、今までの状況よりは喜んでいるユーザーもいるんじゃないか。高いけど。
ITmedia ニュースの記事(7月27日付):
「進化した“つじつま合わせ”——読み上げソフト「JAWS」3年ぶり新版」
ウェブに限った話ではないが、パソコンで作成したり閲覧したりする文書類は、当然のことながら目が不自由だと読めない。そこでスクリーンリーダーと呼ばれる視覚障害者用ソフトの出番となるのだが、サイトやアプリケーション側の方が「不完全なもの」も多く、時として混乱を招くことが過去には多々あったようで。今回の3年ぶりのバージョンアップでは、だいぶそれらを補完するような仕組を施していると思われるが、文書作成側の規格が統一されるか固定されない限り、ややイタチゴッコなことになってしまうだろう。
以前もどこかで取り上げたが、メーラーに届く悪戯メールの類いは、障害のないユーザーにとっては単なる「鬱陶しいメール」に過ぎないが、それらを即選別できない視覚障害者たちにとっては、もはや「害悪」でしかない。そういう見地で考えるとスパム業者は断固糾弾されるべきだと思うのだな。