最近、特に自転車で活動する機会が増え、外で軽く音楽を聴きたいときに、私が今持っている iPod(初期の40GB版)よりもバッテリーの持続量が良くて、軽い nano はぴったりに思える。いや、こまめに充電していれば現行のものでも充分だし、何より現在 nano の上位機種の容量を超える量の楽曲が iPod に収められているので、それはそれでいいんだけど。でも、欲しい。
デジタルARENA の記事(9月9日付):
「アップルの製品担当副社長が語る、主力製品との“決別”と「iPod nano」」
こんなの読んでしまうとますます欲しくなる。いかんいかん。
このインタビュー記事を読んで改めて思うのだが、日本ではやたらと「ポータブルAV機器」的なニーズがあるような話をするが、実際はシーズ(実現可能な技術の種)があるというだけで、インフラも整っていなければニーズがマーケットを生み出すかどうかも不明で、アップルは非常に手堅いマーケティングをしていると思う。少なくとも国際的に「手軽に映像を持ち運びする」という習慣ができない限り、アップルはそのテのガジェットを生産しないだろうな。
一方で、そういう使い方をさせようとしている動きが。
+D LifeStyle の記事(9月12日付):
「PSPで「おでかけ・スゴ録」——ソニー「RDR-AX75」発表」
ハードディスク・レコーダーで録画した映像を、手軽にPSPに転送(要・メモリーカード)して、動画像を外に持ち出せるようにすることができるようになった。同社の製品でPSPに録画した映像を転送できるハードはあったんだけど、馬鹿みたいに長時間かけないと転送できないという問題があって、用途的には流行らなかった。だが、今回は転送速度は格段に速くなってはいる。果たして「映像を持ち運ぶ」あるいは「映像を外出先へ持ち出して見る」という文化は根付くだろうか。