今回の箱根企画で改めて自分自身思ったのは「私は旅を嘗めている」ということだ。学習しないとも言うけど。
二泊三日で東京→仙台→山形→東京原チャリの旅をしたときは「誰か一緒に行ってくれる人いないかなあ」くらい思っていたけど、今回の企画に関しては「誰もいなくて良かった」ということを実感。同行者が一番「なんだか可哀想」だ。
今回の企画の話を今日の午前中に会った劇団の主宰に話したら「ぶらり一人旅体質ですね」と言われた。それだけ聞くと、なんだか人生に余裕かました「旅上手」が「思い立ったが吉日」とばかりに紅葉を見に行く、有名なCFで言うところの、
「そうだ、京都へ行こう」
の人に思えるのだが、私が「ぶらり一人旅」なのは出かける瞬間までの話で、最終的には、
「ぶらりでは済まなくなってしまった」
ということが少なくない。
今回乗っていたバイクは辛うじて二人乗りが出来るのだが、二人乗りしたら同乗者が可哀想だ。走行中もとある役者を思い出していた。物理的に載せられるという意味で。身長が145cm以下という「ポケットに入れて持って帰れそう」な女優なのだが、仮に彼女を後ろに載せて走ったら、たぶんどこかで落としてしまいそうな気がする。あるいは風で飛ばされるか。それ以前にあの女優は「アホですか」の一言で同乗はしてくれないと思うけど。
前回の「自分ではあまり大して考えていないが周りに話すと止められかねない旅」の後は反省して翌年の企画は取り下げたのだが、二年も経たない内にまたやっている。私という人間はつくづく懲りない人間なのだなと我ながら呆れてしまうのであった。
ちなみに昨年企画倒れした企画の内容は「自転車でフェリーに乗って四国で讃岐うどんを食べて日帰りしてくる」というものだった。原チャリで山形へ行くよりは全然現実的じゃんと思ったのだが、周囲に止められて泣く泣く断念。
でも、次は夏休み企画だな。その頃になったらまた募集しよう。