古くは“バックシャン”という言葉がある。英語のback(後ろ)とドイツ語のschon(美しい)を合わせた造語で日本語で言えば「後ろ姿美人」となる。昭和の初期頃に流行りだした言葉らしいが、近年はもう世の中バックシャンだらけだ。後ろ姿の美しい人の増えたこと増えたこと。前から見るとどうかというのはさておいて、後ろ姿だけでも美しいのは罪なことである。ドキドキしちゃう。
最近は更に「そこはかとなくエロティック」な後ろ姿も増えているような気がするのだが気のせいか。食べ物が良くなったのか。なんかもうエロいのだ。これは後ろ姿に限らない話なんだが、後ろから見ると尚エロいのだ。オッサンの戯言で済ますには済まされないくらいエロいんだ。でもそこはかとないんだ。無防備ってことなのか。
美人だったり可愛かったりするのとエロいのは別なのだということをこの歳になって知った。極端な話、スタイルの均整がとれていなくてもエロい女性はいるのだ。同様にエロい男性は増えたのかは、私は男性なのでわからんが、女性はエロい人が増えたぞ。しかもその人達の半数くらいは自覚がなさそうだぞ。
なにがどうエロなのか説明できたら、その原因も追求できそうなんだが。追求してどうすることもないんだが。