ロボットと言ってもその種類は様々だが、元はチェコの戯曲家カレル・チャペックが書いた戯曲『R.U.R.』に「労働する者(それが機械人間なんだけど)」というような意味で使われたのが始まりで、それを重視するなら工場で車なんかを量産している巨大なアームと制御するコンピュータが正しく「ロボット」と呼ぶにふさわしい。
しかしだ、漫画かSF小説の影響か、この国ではそういった工業用機械のことよりも、人型で人間の仲間かペットのようなものを「ロボット」と呼びたがる傾向がある。
CNET Japanの記事(3月2日付):
「ZMP、人型ロボット「nuvo」を発表--年内に一般発売へ」
実際、研究用にもロボットは提供されていて、それこそ色んな研究に使われているのだそうだが、一般に目立つのはやはりペット的な部分だ。もしくは、乗り込んで戦う兵器のようなものに憧れている人間も少なくないかもしれない。
一方、兵器として真っ先に開発をしていそうなアメリカだが、目立つ話はこんなものだ。
CNET Japanの記事(2003年5月26日付):
「「次の出張はロボットに行かせよう」:米HPで開発中」
アミューズメント・パークなどでもエンターテインメント・ロボットの存在が珍しくないアメリカだが、実際はかなり現実的な発想もあったりするもんだ。日本でも家庭用掃除ロボットが活躍し始めているが、アメリカの金持ち家庭みたいな馬鹿みたいに広い家で使われる方が現実的なんだろうなあ。
※もう少し詳しい記事がIT mediaモバイルで(3月2日付):
「ケータイで動くロボット兵?――ZMP、“50万円ヒューマノイド”発表」