やっと映画『シモーヌ(S1M0NE)』をDVDで見た。買って良かった。流石はアンドリュー・ニコル監督。元々『ガタカ』は好きだったが『トゥルーマン・ショー』はちょっと個人的にはノれなかったのだな。でもこの監督は「人を騙す人」を表現するのが好きだな、と三本観て思う。
主演のアル・パチーノ。最初にキャスティングを聞いたときに『ガタカ』の監督はどう使うんだろう、と思ったが、名優は何やってもハマるんだな。素敵。アル・パチーノ万歳。『恋愛小説家』で初めてジャック・ニコルソンを好きになるようなものだが、それでもいいや。
それ以外にもウィノナ・ライダーはともかく、『海の上のピアニスト』でトランペット吹きの役だったプルイット・テイラー・ヴィンス(目が泳ぐのは演技ではないことがようやくわかった)は出てるし、『天才マックスの世界』の主役でロッキーのエイドリアン役タリア・シャイアの息子、コッポラ監督の甥、ニコラス・ケイジの従兄弟であるジェイソン・シュワルツマンも出演しているし。妙なキャスティングだ。子役のエヴァン・レイチェル・ウッドも今後に注目だ。可愛すぎるぞ。
お話も期待通り。映像も期待通りで言うことなし。
なんか同じ監督では『トゥルーマン・ショー』、別の監督(ヴィンチェンゾ・ナタリ)では『カンパニー・マン』のDVDも買ってしまおうかな、と思わせられた。いや、いいな、こういうテンポで綺麗な画作りで進むの。ちょっぴりSFテイストでいて、なんだかんだで人間関係のドラマを際立たせようとしているところが好きかも。
おやすみなさーい。