視聴覚障害者にとって、スパムメールは想像以上に苦痛を伴うようだ。
HOTWIRED JAPANの記事(6月22日付):
「「音声化されるスパム」の洪水にうんざりする視覚障害者たち」
「使いやすさ」という意味で「ユーザビリティ」という言葉がウェブの世界でも使われているが、特に高齢者や障害者を意識した「受け入れられやすさ」という意味で「アクセシビリティ」という言葉がある。
IT用語辞典 e-Words:
アクセシビリティ
W3Cのアクセシビリティに関する掲示:
Web Accessibility Initiative (WAI)
シンプルな構造であるのはもちろんのこと、テキストを音声化するツールなどを使ってページを「読ませた」とき、内容が理解しやすいものであると「アクセシビリティが良い(高い)」とされる。ちょっと乱暴な説明だけど。
最近は徐々にアクセシビリティを意識したサイトが増えてきており、視聴覚障害者も一般人同様ウェブアクセスを楽しめるようになってきたらしい。
ただ、一方で年々増えていく悪質なスパムメールに悩まされることにもなる。視覚に不自由のない人は、早々にメール振り分けをしてスパムメールをゴミ箱に直行させるように仕組むことが可能だが、視覚が不自由な人はそういうわけにはいかない。昨今お騒がせな
「平田智美」のフィッシングメールを音声で聴いて「こいつは怪しい」と気付くまでどれだけ時間を無駄に費やすことか。
そうなると、益々スパム業者やフィッシング業者を撃退する方法を編み出したいところ。発信者の宛先に返信しても「なりすまし」の相手であれば意味がないし、仮にIPアドレスをオープン化させたところで
DHCPで自動的に割り当てられた相手に対しては、素人では追跡するのが難しい。今更「インターネット免許」なんてーものを発行・管理することなんざ不可能だし。
これはアレだな。
サイバーポリスの増員しかないか。戦え! サイバーポリス!