小説『破線のマリス』も人気が高いようだが。
SANSPO.COMの記事(6月29日付):
「人気脚本家・野沢尚さんが自殺、広がる“なぜ?” 」
MSN-Mainichi INTERACTIVEの記事(6月29日付):
「野沢尚氏自殺:事務所で首つり 脚本家・作家として活躍」
遺書があったということは、衝動的に自害したわけではないということなのだろうが、やはり表向きではわからない苦悩みたいなものがあったのか。いずれ遺書の内容が公開され、複雑な心境が暴露されることになるのだろうけど。
他の作品はあまり好きではないのだが『眠れぬ森』は傑作だった。個人的には「第一級のサスペンスドラマ」だった。今アメリカで話題になっている『24』ほどではないが、クリフハンガー・タイプのドラマで、続きが気になって気になって仕方がなかったドラマだ。最終回も確か上手い具合にオチたかと思う。演出家やその他のスタッフ・キャストによるところもあるが、脚本家の職人的なこだわりを感じた一作でもあった。
多数の脚本家を取り纏めて一本の話を作り上げていくアメリカ式ドラマ作りとは異なるだけに、一人でも優秀な脚本家を失うことは日本のメディアにとっても大きな痛手となるんだろう。合掌。