やっぱりな。何かおかしいと思ったんだよ。おかしいと思ったら乗っちゃだめなんだよ、こういうボートとかに。
案の定、沼の中央あたりで二進も三進もいかなくなってしまった上に、ボートはズブズブと沈んで行くではないか。浮力とかこの際関係ないんだな。沈むものは沈むんだな。
旅のお供は全く動じた様子がない。やっぱりコイツは「仕掛け」だったのか。
でもいいの? なんだかんだ言ってどこかが経営しているテーマパークなわけでしょ。死人出しちゃっていいの?
とか思っているあなたの頭の中で声がする。
「まだこの旅を続けたい方は「もう一度チャンスをくれ!」と叫んでください」
なんだそりゃ。叫ぶしかないのか。叫ばないで死んじゃった人とかいないのか。えーい、選択の余地はないじゃないか。
[ もう一度チャンスをくれ! ]